毎年、この時期は受験が重なります。大学センター試験（ちょっと前から、共通テストに変わった）と中学入試。僕が受けたのは共通一次がセンター試験に変わった直後でした。今年は雨が降ったけど、寒くなくて本当に良かった。脳みそが凍らずに、実力を出せた受験生が多かったのではないでしょうか。
　翌日の朝刊には真ん中のページに、問題と解答が載ります。最近、共通テストに変わってからは、とても難しくなったと嘆きが多発しています。試しに解いてみてください、センターと違って、全然出来ませんよ。国語や社会でもかなり難しいです。
　特に数学の受験問題は、レベルが上がっています。昔のような、二次方程式と線分の間の面積を求めよ、なんて問題はありません。数学者にでもなるのか？と思うような問題のオンパレードです。これって、ネット社会の弊害ではないのでしょうか。塾に行かなくても、Youtubeで解説動画が見放題。語呂合わせでも、ラッパーみたいに楽しいリズムで歴史もどんどん覚えてしまう。だから問題を難しくしないと、誰でも満点取れてしまうのですよね。
　国際的に日本の学生のレベルが下がっていると言われていますが、大学受験生の学力レベルはとんでもなく高いと僕は思っています。ようは二分化しているということか。
　明日からは、国公立受験生は自分の点数を学校・塾に報告して、自分の行きたい学校に点数が足りているのかどうかを判断するという時期に入ります。だから国公立の願書締め切りは１／２３～２／２くらい。足切りがある学校も多いですが、いまは判定制度がしっかりしてるので、受験申し込みしたけど、受験票が届かなかったという涙こぼれる話は、あまり聞きません。
　国公立の受験料は１７０００円くらいですが、私立の医学部の受験料は皆さん、知ってますか？
　筆記試験だと、だいたい６万円～１２万円くらいします。共通テスト利用と言って、共通テストの成績のみで判断してもらって、二次試験（小論文・面接）だけ受けるタイプでも３万円はします。６万円の受験料、受験生が集まる大学、例えば帝京大学だと１６００人くらい願書出すので、簡単に１億行くわけですね。入学金も１００～１５０万円取りますので、やっぱり１億円くらい行くわけです。受験はビジネスですね。
　受ける方も大変です、５～６校受ける人ならば、受験料と宿泊料で１００万円はかかると思って間違いないです。体力も要ります。たくさん受ける人は、本命の学校の受験勉強する暇もないです。本番の連続なので、まるで全国ツアーのバンドのようです。すべては３月末までに決まります。皆様に幸あれ。
　　今日の夕方の芦屋川　山の上の白い霧が印象的　ファウンドリーのケーキ　Tさんありがとうございました。
　本当は今日は、藤井風くんの新しい動画をつけようと用意していたのですが、なんとなんと朝から訃報が飛び込んできました。YMOの高橋幸宏さんが亡くなったということです。坂本龍一さんが癌で調子が悪いというのはニュースで流れていましたが、まさかユキヒロが亡くなるとは。一番年上の細野晴臣さんは、まだ元気だと思いますが（NHKの２３５５を見てください。細野ボイスが聞けますよ）もうよる年並みには勝てない。昭和の巨人がどんどんと旅だっていく。Abusolute Ego Dance by YMO ドラムが高橋幸宏さんだよ。「音楽殺人」とかまた付けますね。