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中内眼科クリニック

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院長雑記

オワコン

2021-01-17  カテゴリ:

 黄砂が飛んでいます。眼鏡が汚れるほど、粒子は荒くないですが、朝の芦屋の街が霞むほどの量が舞っています。春霞とは黄砂飛来現象のことを言うのかしら。平安時代の頃から変わりない季節の名物なんでしょう。
 
 僕は季節のお参りなどはイベント事として取り入れているので、今日は厄除け祈願に「清荒神」に行ってきました! いつもなら「門戸厄神」の厄除けに行くけど、今年は日が悪いからね。しかし、日本人はイベント好きだ。初詣に行って、えべっさんに行って、厄除けに行って。一月何回神社いくねん!
 実は「清荒神」で下りるのも生まれて初めて、参るのも初めてでした。10年ほど前までは「服部」に住んでいたので、全部「服部天神」で済ませていたからね。清荒神駅を降りた所から、「三宝荒神」までは1kmくらいあって、その参道に第三日曜には市が立つとあったので行ってきたんだ。確かに、店はあった。でも、開いているのは半分くらい。老朽化、高齢化が進んで、風前の灯(ともしび)。店に並んでいるものも、誰が買うのか?というようなものばかり。

 唯一楽しみにしていた「富岡鉄斎」美術館も、コロナの影響で閉鎖。別館に、2,3枚の絵が飾られているだけでした。
 これって、オワコンだよね。(オワコンとは、終わったコンテンツの略、すなわちもう流行らないもの)あと10年したら、廃墟マニアしかいなくなる。もちろん、お参りはしっかりしてきましたが、なんとなく、もう来ないかもしれないなと言う気がしました。近隣には「中山寺」もあり、こちらはまだ未踏なので、いつか行ってきます。
 満足できない僕は、一人で「ドラゴンゲート神戸大会1.17」に参加してきました。まず、阪神淡路大震災に捧ぐ黙祷一分間から始まりました。震災のとき、僕は兵庫区にあるアパートで一人暮らしをしていました。あれからだいぶん時間が経ったなあ。さて、試合ですが、17時から19時半の間に、6試合が詰め込まれていました。格闘技やボクシングと違って、試合と試合の間がほとんどないので、間延びせずに楽しめました。2時間半の映画をみている感じですね。
 
 今日初めて来て思ったこと。ドラゴンゲートが始まった時は、結構ハード路線のプロレスで、僕はあまり受け付けなかった。それが、完全にショープロレスになっていた。どちらかというと、「みちのくプロレス」や「道頓堀プロレス」のように、笑いを取るシーンが多かった。これは、僕の見たかったプロレスではない。しかし、観客の半数は女性(しかも寒い中、ミニスカートや際どい衣装の娘が多い)で、約1500人くらいは入っていた。
 どこのプロレス団体も、興行として成り立たなかったら(お客さんが来なかったら)潰れてしまいます。だから、小さい団体が、ネームバリューのある「ドラゴンゲート」に集まってきているのです。そして、全員を出す必要があるので(給料を出すためには、出番がないとだめだから)、バトルロワイアル制が多く、ガチンコバトルなんてやってられないのです。結局、格闘技に人気が取られて、プロレスもオワコンなんだなと感じました。
 僕はこのうらぶれた感じは嫌いではない。でも、同様の見世物「ストリップ」も、オワコン化して、いまはどこでやってるのか調べないとわからない状態になってしまった。人間、頭だけでは分からないことがある。現物を生で見た時の迫力、驚き、そして感動。そういうものが、人間性を形作っていく。
 今日の歌。オワコンと今の流行りを上手くフュージョンさせた映像をどうぞ。村に駆ける爺さん by yoasobi & IKZO

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