冬はもう終わりを迎えている。三寒四温というが、ひたひたと春の足音を感じる。何より空の雲が、冬の雲では無くなった。春は出会いの季節、頭に太陽が射し込むと、本能スイッチが入るのだろうか。なんだか、恋でもしてみたい。
　
　というわけで、いま流行りの映画「花束みたいな恋をした」を見に行ってきました。土曜の夕方、ほぼ満席の劇場に、おっさん一人で行くのは若干浮いてはいたけど、気にしない。
　映画は良かった。でも、僕は思った。勿体ないと。映画は「長すぎた春」の現代バージョンを見せられたようで、二度とは出会えないような恋人を、もっと大事にしてほしかった。結局は、お互いに知りすぎたら、別れが早くなるということ。人間、距離が大事なんだと思う。僕は、嫁さんのことあまり知らないけど、だから２０年以上一緒にいても、まだドキドキする関係でいられるのかも。「秘密」は秘密のままでいてほしい、なんて気持ちにもなりますね。
　
　今日はにわか雨も降ったけど、温くて散歩にはちょうど良かったので、珍しく嫁さんと子供を一人連れて、芦屋川駅にある噂の喫茶店「ハニーバニー」にお茶しに行ってきました。到着が１５時くらいだったけど、なんとパイがラスト二つでギリギリセーフでした。（売り切れ御免の店なので、皆さんも気をつけてね）パイは、今日も絶品でしたし、コーヒーもなかなか美味しかったです。（二人で２０００円くらい）この間新調した眼鏡をかけて、ご機嫌の僕。
　　
帰りに、「つくし」の状況を見に、芦屋川の中州に足を踏み入れてきました。天然の芝生のようなフワフワ感、とても良い土壌が広がっています。アベックの鴨もいて、なんだか微笑ましい。
　つくしは、本当にわずかに顔を出していました。この調子だと、来週末くらいから取れるようになって、２月２１日くらいが最盛期かな。今年はふきのとうがほとんど出て無くて、うちの裏庭でも、ふきが全滅したので、なんか「ふき」にとっては、厳しい気候だったのかもしれないですね。
　　
　「本能」がらみで。今日、大河ドラマ「麒麟が来る」が「本能寺の変」で最終回を迎えるということで、実は第一話だけみたあと全く見てないのに、ちゃっかり見てみたんです。でも、開始５分で、信長役の俳優さんがあまりにもイメージと違う顔だったので、幻滅して消してしまいました。こんな信長は見たくない！死んだって感情移入できない！　明智光秀のほうは、なかなかなのに、勿体ないですね。キャスティングって、大事ですね。
今日の歌。映画の二人には、この歌のように、ちゃんと結婚してほしかったね。
ジェニーハイ　まるで幸せ