オリンピックが終わって、予想通りロシアが戦争を仕掛け始めましたね。現代において戦争を始めるなんて、理解に苦しむ人が多いと思います。なんとかして、ウクライナがロシアに攻撃を加えたという事実を捏造して、開戦して降参させようという狙いが見え見えですね。今日は、ロシアが何故にそこまでウクライナを欲しがるのか、その理由について考察します。
　一言で言えば、「そこが母国だから」。。( ﾟДﾟ)！　もともと、ロシア、ベラルーシ、ウクライナの三国は、ルーシと呼ばれたキエフ公国を祖にしています。８８０年頃に建てられ、１２４０年にモンゴルに征服されるまで続いていた国ですが、分裂（追い出され）して一番栄えているのがロシア。
　その後もウクライナ地方はポーランド・リトアニア、オーストリア・ハンガリー、オスマン帝国、ロシア・ツアーリ、コサックなどが代わるがわる手に入れ繁栄しました、とても肥沃な大地なんですね。最終的にポーランドとロシア帝国が分割支配してましたが、第二次世界大戦後、ソビエト連邦の一部となっていました。ソ連が崩壊し、１９９１年にやっと独立したという新しい国です。国内には、いろんな民族起源の人が住んでいると思われます。
　要するに、ロシアはその地域を祖にする民族だから、母国奪還を望んでいる国民が少なからずいるというわけです。プーチン氏ももちろんその一人でしょう。まるでユダヤ人が、イスラエルの地を求めて無理やりアメリカの力を借りて建国し、母国を守るために戦争をし続けているのとよく似ています。ウクライナも、いろんな民族が欲しがる土地というわけです。
　ここで、アニメの世界に目をむけてみましょう。「反逆のルルーシュ」（これ、絶対にルーシと関連付けてるから）では、日本がブリタニアという国に占領されて、母国語や文化も失い、それを奪還するために戦うという設定でしょう。
　そして「機動戦士ガンダム」は、地球を離れて宇宙で繁栄した人類（スペースノイドと呼ばれる）が、母国である地球を欲しがって戦争し、スペースノイドの最大勢力であるジオン公国が、地球防衛軍のたった一機の天才パイロット（アムロ）の出現によって、ズタボロになって敗戦するという非常にミゼラブルなお話でしたね。でもそのあと、シャアが再度コロニー落としという暴挙に出ることは有名ですよね（アニメでは落下を止められるが、現実なら無理）。ここで、今回の核心に行きたいと思います。
　もしも、ロシアがウクライナを手にいれられないとしたらどうなる？　本当に欲しいものがあって、どうしても手に入らない、もしくはそれが腐っていたら、、その存在を消してしまえば、欲しいものが無くなるという発想なんだよね。今のところ、プーチンさんは、キエフに核を落とすことは考えていないけれど、どうしても欲しいのに、絶対に無理だったら、消してしまえという気持ちは分かるでしょうか。
　だから、ウクライナの東部だけが欲しいのか、全部が欲しいのかをはっきりとさせとかないと、最後にはミゼラブルなことになると思います。日本は今のところ、他国の侵略を受けたことが殆どない国なので、「日本奪還」という国が他にはないですが、もし中国に奪われてしまったら、日本を取り戻せというとても強い連帯力が生まれるのはわかりますよね。満州生まれの人、台湾生まれの人は、その地域が日本だったらいいのになと思う気持ちがどこかにあると思う。それほどまでに、母国という意識は民族にとって大きな問題だということだ。今回の戦争が全く意味が分からないと思っている人に少しでも理解していただければ幸いです。
今日は重い話になったので、おいしそうなご飯の写真を。
　　　
西北にあるイタリアン　トラットリア・ゴイーノさん　１１００円のランチです。
今日の歌　先に言って欲しかった　ｂｙ　マハラージャン　なんか戦争の歌だよ。