ゲテモノ食い
今日くらいから夏になりましたね。高気圧の張り出しが身体にビンビンと感じられて、ああ、またあの暑い夏が来たとウキウキします。この歳になっても、やっぱり夏が好きです。夏は一番、昆虫が多い時期です。幼稚園の頃、親父が昆虫採集に行くぞと言って、終末の夜によく千早赤阪村の街灯に群がる虫を捕りに行ってました。それに連れていってもらった記憶、人生で一番古い記憶のひとつ。オオミズアオ(20cm級)や、ヘビトンボ(15cm級)が取れて、大興奮した思い出があります。
さらに古い記憶。幼稚園に上がる前、おばあちゃんの家で、ミノムシを箱に一杯集めたり、蟻の巣を観察したり、とにかく虫と戯れて成長してきた少年です。虫めでる姫という話がありますが、僕にも虫はとても身近な存在でした。
小学生の頃、富田林の石川は、僕の戦場でした。毎日毎日、捕れるだけバッタやセミを取って虫かごに入れて。甲虫類も大好きでした。カナブン、コガネムシ、ハナムグリ、クワガタ、カブトムシ。カミキリムシ、タマムシ。バッタは、緑のやつはきれいだけど(ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、イナゴ、チスイバッタなど)茶色いやつ、ヒシバッタ、コオロギ、スズムシなどは、ほんと色的にはゴキブリに近い。
昆虫はレアなやつが価値があるから、ほんとどこにでもいる、コガネムシとコオロギは価値が低いやつだった。(ガンダムで言えばザク)丸っこくて、すぐに手のひらの指の間に潜り込もうとするから、結構こそばゆいというのが、可愛らしいとこだった。
昨日、西宮市のNさんから、「コオロギせんべい」を差し入れいただきました。噂には聞いていたけど、「無印良品」から出ているのにはびっくりした( ゚Д゚) 人気があって品薄なんだとか。さすがの僕も、「うっ」となった。緑のやつはまだ見ためきれいだけど、茶色いやつか。
でも世の中に出ている食べれる虫、ミールワーム、蜂の子、セミの蛹、ゲンゴロウムシ(ザザムシ)などは茶系やな。バッタならイナゴの佃煮も茶色だが、コオロギはもともと茶色やからな。食欲をそそらない。でも、味はいたって普通でしたよ。舌の横を通過する食感が、やっぱ虫だけどね👅
食欲をそそらない系としては、タランチュラ、タガメなどもそうだな。タランチュラは、食べれると言っても、食べたくないでしょう。あの毛が、喉にひっかかると思うだけでゾワゾワする。タガメは、タイ料理では調味料として使われているようです。なんと、内臓が洋梨の香りがするとのこと。今度、前に行った西北のタイ料理店に行って、タガメ味のチャーハンでもリクエストしてみます。僕が一番食べたくないのは、カブトムシの幼虫かな。タイの田舎の人が、生で食べているのを見て、蕁麻疹が出そうになったことあります。逆にカミキリムシの幼虫(テッポウムシ)は、焙ったら、最高に美味いらしい。また、虫以外のゲテモノに関しては、別の機会に話しますね。
今日の歌 びじゅチューン by井上涼 このあいだNHKで見て、目からウロコが2,3枚落ちた作品。