キラキラ光る、お空の星よ～、　むかしよく歌わされたように思います。幼稚園児が歌っているのはかわいいですが、おじさんが歌っているのはちょっと。　でも一昔前には、おじさんが主人公のアニメやドラマがたくさんありました。ハクション大魔王、バカボンのパパ、北の国から、サザエさんでも結構おじさん、おばさんが活躍しますよね。
　いつのころからか、おじさん（おばさん）が汚いものに成り下がってしまったように感じます。だから日本人がみんなこぞって、若作りをしないといけなくなってしまったんです。いま「もったいないばあさん」という漫画がありますが、なんだか現実にマッチしていないように感じます。僕らの頃、「スプーンおばさん」というのが流行っていましたが、僕はあの漫画に実は嫌悪感がありました。なんでおばさんを主人公にするのか？　ニルスの不思議な旅のあとに始まったと思うのですが、僕が中学生の頃でしょうか。なんかその頃から老いを排除して、若者だけの集団での話を作り上げていく世界観が広がってきたように思います。平成が始まったあたりから顕著になりましたよね。
　新人さんはどれ？
　最近感じているのは、四字熟語や慣例句のような言葉をはく老人が減ってきたことです。荒唐無稽、羊頭狗肉、枝葉末節、これらは僕が研修医の頃に講師の先生達から言われた言葉で、脳裏に突き刺さるようなインパクトがあります。船頭多くして船、山に登る。急がば回れ。頭隠して尻隠さず。このあたりの有名句も長年聞いた記憶が無いのです。
　見かけの若さを追求するのは良いけれど、日本人全体が幼稚化しているのではないでしょうか。かくいう僕も、たなばたさまの祭りの理由を忘れてしまいました。雨が降るから会えないとか、そもそも旧暦の七夕と今の7月7日は違うから、などのこざかしい情報ばかりが頭をかすめて、おおもとの大事な意味を忘れてイベントのみをしているのは少し違うんではないかと思う今日この頃です。実は今日は、仕事の用事をできるだけ入れないようにして、七夕の休みの日を休むようにしようと画策していました。泳ぎには行きましたけど(^0^)！結果、休めたかどうか分からないです。最近、暑いせいか、夜にグッスリ眠るということが出来てないようで、本当は12時間くらいきっちりと寝れたら、回復するのではとも思うのですけどね。
うちからの夕景
　しかし、今年は本当に暑くて、まだ7月7日なのに、例年の8月7日くらいの日差しになっています。このまま行くと、今年の夏は過去最高に暑い年になり、40度を超える日が1週間を超えるようなヒートアイランド現象が起きるでしょう。僕は誕生日のある7月が大好きな人間でしたが、このままでは、夏が嫌いと言わざる終えない状況になりそうです。
　私は最強　ｂｙ　Ado この人、最強の喉。