今日はとても天気の良い日だった。そして、午後には上弦の月がぽっかりと浮かんでいた。真っ青な空に、白い月が浮かんでいると、気持ちが洗われるようだ。満月は、夕方にしか登らない。逆に下弦の月は朝にしか見えない。だから、三日月～上弦の月あたりが一番、日中に月がきれいに見える頃なんだよ。知ってた？
　昔、阿嘉島で見た満月、人を狂わせる明るさ、なまめかしさ。半月はそこまで妖艶でない。デビューしたてのアイドルが、三日月だとしたら、半月は売れっ子になってきた時の、まだ初々しさが感じられる頃かな。そして、僕はここから満月、そして新月になるまでは、たいがい調子がよい。月の妖艶さについては、極地探検家の角幡唯介さんの「極夜行」を読んでみてくれ。これ以上、月の恐ろしさについて実感できる本はない。ああ、彼ともいつか対談したい。向こうは本物の探検家で、こっちはエセ探検家だけど、気持ちは負けてない。
　さて、僕のお気に入りの芦屋朝日ヶ丘プール、新しくなってとても良くなった。泳いでいると、山側の景色が見えるのだけど、海外の隠れ家リゾートに来たみたいだよ。コタキナバルとかね。大人は４００円、子供２００円。安い！日焼けだけが問題だ。今日の水温は３２℃だったが、とても泳ぎやすかった。５００ｍなら、散歩くらい。外気温が高いと、水が温くて泳ぐにはいいんだけど、走ると消耗する。逆に気温が低いと、筋肉がこわばって泳ぐのに苦労するが、走ってもあまり疲れない。どっちがいいんだろうね。
　さて、また走って帰ったのだけど、奇跡的に虹が出ていた。真ん中にうっすらと見える？
　家に帰って、着替えていたら、あまりにきれいな夕方の景色が。ちょうど、飛行機雲が出ていて、漫画の「戦禍の彼女」の場面のようだった。
（入道雲が、爆破された街の爆風で、飛行機雲が軌道上からのミサイルのよう。背の高いビルは、ハルカス、ＵＳＪ、ＡＴＣ、関空ゲートタワー、全部見える。拡大してね。）
　今日の歌は、僕が大好きだった忌野清志郎さん、一番脂がのっていた頃の映像です。もともとは矢野顕子さんの歌だけど、男が歌うとこんなにも力強いのかと。昨日のＳＢ先生との思い出のつづき。「私はいなくなるけど、この世から消えるわけじゃない」でも、つらかったなあ。
　ひとつだけ　ｂｙ忌野清志郎