富士山一日目
朝8:50新大阪発のこだま号で新富士に向かう。台風10号の余波で大阪は風がボーボーに吹いていたが、名古屋を越えると快晴だった。グリーン車は快適で11:30に到着、そのまま東京まで乗っていたいくらいだった。やはり天気の子は顕在か?と調子にのっていたが、富士山麓の道の駅に寄ったくらいから、雲行きが怪しくなってきた。富士スバルラインを抜けて、吉田口五合目に到着したときは、町は湯煙の中に漂う感じ。まるで城崎温泉。
登山服に着替えて、早めの夕食を食べて、16:30に集合。ガイドさんの自己紹介が始まったとき、急に晴れ間が出てきて、登山口に虹がかかった。このあと副虹も(ふくにじ:虹の上にもう一個虹が出ること)
さらに、富士山頂が見え始めた。「今から晴れます!」例の映画の決め台詞を言いたくなるようなスタートだった。これは行けるかも17時10分出発。夏の夜はまだまだ明るい。まずは、富士山頂にかかるガスと飛行機雲のコラボ。これだったらいけそうでしょ!
てくてく行くと、稜線上に月が出ていた。おりしも満月になろうとしている。そこに、夕焼けが合わさって、裏後光(うらごこう)と呼ばれる珍しい風景に出会った。(反薄明光線ともいう、空が割れるように見える光の帯) 神様、奇跡的な絵柄をたくさんありがとうございました。
このあと、夕闇が迫ると、月は一層輝き、木星とそのすぐそばにアンタレス。そして、土星までもがきれいに見えた。木星と土星のコンジャンクションというやつか。
暗くなると、ヘドランを照らして夜道を歩く。富士登山道は、山小屋によって、山頂までライトアップされているので、ある程度の明かりがあれば、夜でも道に迷うことはない。蟻のように大勢の登山客が登っている。特に最近はインドネシア系の人が多いようだ。写真は、山小屋の上に見えるライトアップされた頂上までの登山道。
19:40分に7合目の山小屋着。20時に消灯と言われたが、せめて21時までは起きていようと、極大期を迎えたペルセウス座流星群流星群を眺める。月が結構明るくて、大きな流れ星は一つだけ見えた。
富士山の山小屋は質が悪いことで知られる。多くの登山客が来るため、サービスはないがしろにされ、押し込められて寝る羽目になる。僕の隣のおじさんの寝息が気になって、上手く寝れない。夜中に大雨が降って、風も強くて、ガタガタという音で目が覚める。結局、1時間半くらいのレム睡眠を繰り返して、朝4時の起床時間を迎えた。
さて、4時50分に出発して、御来光を拝みに行こう~。でも、雲が多すぎて、とてもそんな感じじゃないぞ。果たしてどうなる? 二日目に続きます。
今日の歌。いままでじらしてたけど映画「天気の子」の主題歌を。お盆休みだから、少しくらい長くてもいいよね。なぜか新幹線が登場するので、旅行のテーマソングにはぴったりだね。本人映像です。「愛にできることはまだあるかい」