家の周りの残念な生き物(植物編)
最近、本屋さんに行くと、「残念な生き物」や「訳あって絶滅しました」などの児童書が多数並んでいて、圧倒される。確かに内容は面白い。でもどこかシュールだよね。僕も「残念な偉人伝」に載せられる日が来るかもしれないな。それもウェルカム。早く偉人になりたい!(by妖怪人間)
夕方の日差しの中では、紫色が映える。マメ科の花が咲いていると思ったら、何か見覚えのある三角形がついていた。触ってみたら、ベタベタする。あっ、これ、ひっつきむしだ!
「ヌスビトハギ」の一種です。花は小粒なスイートピーのようでキレイ。確かに、秋になると嫌になるほどくっつくけど、名前悪すぎるよね。
ちなみにマメハギはこちら(三枚目)
次に紹介するのは「クサギ」。とても生命力が強くて、どんどこ生えてきて困ります。最初は草かな?と思うくらいの細さなんだけど、一年も放っておくと、中低木程度に育ってしまう。でも、この花もきれい。カシスと白色が合わさって、イタリアンの前菜に出てきそうだ。名前の元になった匂いは、そんなにきつくない。切ったりすると、マメ科の匂いが漂う程度。これも、名前がひどすぎる。
名前が悪すぎる植物として有名なのが、「へクソカズラ」。これも家の周りにたくさん生えている。すりつぶすと臭いらしいが、手に取って嗅いで見ても何も匂わないよ。逆に、可憐で美しいラッパ型の花をつける。うちの隣のガレージに、前からツタが長く伸びてるなと、気になっていたんだけど、今日花が咲いてて、気づきました。これは、3m級のへクソカズラですやん!
ちなみにツタはこちらです。(二枚目)
そして、昨日六甲山でアセビかなと思っていた花は、なんと「イタドリ」でした。これには僕がびっくりした。だって、春になったら僕が良く生で齧っている「スカンポ」だから。花が想像できないだけでなくて、実もソバガラみたいな形で、超密集。ぶつぶつ恐怖症の人でなくても、ちょっと気持ち悪いんだよな。早く育つ植物って、変身系・宇宙人系のが多いかも。
今日は写真ないけど、「ヌルデ」というのもある。また紹介するから、期待せず待ってて!
さて、今日のハイライト。夕方19時すぎ、デートの約束もなく暇だったから、月の出番を待ってました。生駒山から登ってくる赤い満月。そして、登場したかと思ったら、すぐにまた雲の中に消えていきました。いけずですねえ。
月は短時間でも姿を変える。次に雲の上に出てきた彼女は、もう満月ではありませんでした。夢見がちな男からしたら残念ですね。でもそれが現実。