箸墓古墳:前編
天気の良い秋の行楽日和でした! みなさんは、どこかへお出かけしましたか?
僕は、3年前から行きたくてしょうがなかった、あの古墳へ、とうとう満を持して行ってきました。あの古墳とは、そう奈良の巻向遺跡近くにある箸墓古墳です。邪馬台国の女王卑弥呼の墓ではないかと目されている古墳です。
3年前に、奈良の考古学委員会が、巻向駅近くの遺跡から大量の桃の種(2800個)を発掘して、ここが鬼道を司っていた卑弥呼のお屋敷だと推測され、じゃあ、ここに邪馬台国があって、建造年代からして、やはり箸墓(ハシハカ)古墳は、「やまと・ととひ・ももそひめ・のみこと」(略して百襲姫:この人は、旦那(大物主神)を怒らせて、悲しみのあまり、ホトを箸で突いて死んだという伝説がある)の墓では無く、卑弥呼の墓なんだとなった訳です。
行き方を簡単に説明するね。大阪阿部野橋から「青の交響曲(シンフォニー)」10時10分発に乗って、橿原神宮前で降りる。大和八木経由で、大和桜井へ行く。JRに乗り換えて、三輪(みわ)駅の隣の巻向(まきむく)駅に行く。11時半には着いていたと思います。
近鉄が誇る豪華特急は、なかなかの壮麗列車でしたよ。キッチンカーも付いていて、ゆっくりとコーヒーを飲んでいたら、あっという間に橿原神宮前に到着。(電車は吉野行きで、終点まで乗れば、もっと満喫できる)
巻向駅に降りた時点で、僕の鼻をくすぐった匂いは、「ああ、富田林(少年)時代の石川の匂いがする」でした。やはり、地域によって特有の植生があるせいか、田舎でも地方によって、匂いがすこしずつ違います。僕に取っては、いきなり小学生に戻されたような懐かしい匂いでした。また、そこかしこに「ヒガンバナ」の群生が。赤いのばかりではなくて、白いの(アルビノ)もあるんだよ。
箸墓古墳は巨大なので、遠くからもすぐに分かります。三輪山と並んだ姿が、やはり大王と妃という感じがします。でも、大きさ的には男性王のお墓のような気が。見学中に白鷺が一羽舞い降りて、魂のルフランでした! 立ち入り禁止なので、学者先生も、ミューオンによる透視など、無茶苦茶大変そう。
実はその近くにあるホケノ山古墳は、こじんまりとしている上に、女性的な優しさが感じられて、こちらのほうが卑弥呼の墓という感じがしました。ホケノ山古墳は、立ち入り禁止になっていないので、その上から取った写真をアップします。嬉しそうでしょ。自然の中にいる時はこんな☻です。
今日の行程は一日では書き切れないので、前編・後編に分けて報告します。
ああ、そうだ。今日も銀杏の実がなっていたので、思い切ってチャレンジしてみました。想像通り渋いですが、結構甘いので、食べ方を工夫したら、デーツのようになるのではないでしょうか。渋柿の熟れて落ちていたやつも食べましたが、そうそう、この味。野生の実ばかり食べていた少年時代を思い出しました!
この駅と隣の柳本駅は、とんでもなく田舎ですが、古墳や遺跡だらけです。是非、秋の行楽に足を運んでください。(まだ秋の祝日も続きますしね)
今日の歌 プロポーズ by KAN 本当にいい歌です。天気のいい日にじっくりと聞きたい。