あるキリギリスの死
夏の終わりにはいろいろと虫が落ちている。ある日、いまさっき死にましたといわんばかりの緑色をしたキリギリスが落ちていた。この立派な体格の彼は、立派な生を営んだのだろうか。虫をみたら、グロテスクで気持ち悪いなと思う反面、堂々とした体躯を目の前にして感じるのは、思い残すことなく生きられたら、このくらい短い生でも満足かなと思う気持ち。
人間として生きてても、思い残すことあったら、死ぬに死ねないよな。
二枚目は、生体の持ち方。(最近、「生き物の持ち方」という本が出ていて、結構面白い。医院にも置いてます。)
今日は夏の間に撮りためておいた昆虫写真を紹介します。(虫が苦手な人はゴメン)
珍しいけど、今年良く遭遇したのが、ナナフシ。出会っても、カマキリほどの興奮もないが、調べてみたら、単為生殖ができるらしく(メスが卵を産んで、オスなしで増えていく)、擬態以外何もできない虫なのに、わりといるわけだ。
僕の好きな漫画家の二瓶勉さん連載中の「人形の国」に、地底王国のお姫様(タイターニア)が変身した姿が、ナナフシぽいので、出会うと、「ああ、タイターニア様だ」と思ってちょっと嬉しい。一匹、足が取れたのがいたので、枝で継ぎ足してみた。
他にはトンボは、形としては勇壮だ。速いので、なかなかシャッターチャンスがないが、二枚載せておきます。チョウトンボ系のは、画面の真ん中、クサギに留まっている。ヤンマ系のは、窓に留まってます。
ちなみに、「人形の国」の主人公エスローは、変身したら、カブトムシみたいになるのです。(仮面ライダーに似ているのは、バッタやトンボ、コガネムシ系のルックスが、男の子が格好いいと感じる要素が詰まっているから。早い話が、完成しているから)
男子には、結構多いかもしれないけど、僕は昆虫→ガンダム→プラモ作り→形成眼科と、自分の好きな分野を活かして生きてきた。いまさらジオラマ作りには戻れないけど、どこかでモニュメントなど共同作成している場があれば、是非手伝ってみたい。(声かけてください)
今日の歌は、台風17号で雨が降りそうだから、雨の歌を。踊りもついているので、楽しめるかな。〽どしゃぶりの雨に~〽仲直りがしたい~んだ、のフレーズが秀逸。雨は毛布のようにbyキリンジ