悲しいことがあった人に捧ぐ
秋分の日って、お彼岸の中日でもあるんだよな。太陽が真東から出て、真西に沈むので、この日に沈む太陽を拝むことは、西にある極楽浄土に向かって拝むことになるんだって。
僕の住んでいる家からは、残念ながら夕日が拝めないので、必然的に朝日を拝むことになるのだけど、冬に向かって空気が澄んでいくのか、今朝は一年に数回しか見れない極上の景色が見れたよ。昨日の絵ハガキに続いて、天と地がつながるような景色だ。もしかしたら、天国ー現生ー地獄のトリプレットかもしれないけど。
今日みたいな空が現れると、どういうわけか、とても遠くの山まで良く見えるんだ。
手前には、生駒山脈、二上山、葛城山、金剛山と続くけど、その奥にあるのが、鈴鹿山脈なんだ!武奈ヶ岳とかね。なんで芦屋から、そんなに遠くまで見えるのか不思議だけど、特別の景色だから、悲しいことがあった人に見せてあげる。特に2枚目は、天への階段がかかっているような幻想的な光が映っている。多くの魂が天に昇っていくのか。
僕が一番気に入っているのが、生駒の奥にある三角形の山。密かにアララト山と名付けている。(3枚目)2年ほど前に、この山はどこにあるのか探しに行ってみたことがある。
確信は持てないんだけど、榛原(はいばら)にある鳥見山(とりみやま)という山ではないかと考えている。鳥見山展望台からは、大台ケ原、宇陀高原などが見えて、奈良にも火山があったんだ!と、何県に来たのかわからなくなる感動がある。探検好きな人、僕と一緒に奈良の奥地を探検に行こう!
さて、夜の芦屋川駅でも、天国への階段が撮れました。この階段を上ると、大事な人に会えるのかも。でも登っちゃいけない階段のようにも見えますね。
さあ、とっておきは今日の音楽。この歌は「みんなの歌」でも流されていたようなので、見た人もいるかと思いますが、東北の大震災の被害者にむけて作られたメッセージソングです。MTVがとても良くて、泣けます。でも本当の歌詞は、そこまで暗くないのです。僕が大切にしまっておいた歌ですが、今日特別に悲しかった人に捧げます。涙にあきたら byキリンジ