一気に寒くなりました。雲にも秋の気配が感じられます。ようやくゆっくり眠れる季節がやってきたかな。3時間くらい集中して仕事すると疲れちゃうので、最近は15時くらいに15分くらい取る午睡がないと夜まで活動できなくなってきました。
　僕は体温が高いせいか、気温が20℃以上あるときは、いっつもフローリングの上で寝ています。夜にぐっすり寝ているつもりでも、なんか眠れてないんだよ。最近は、地球温暖化のせいか、20度以上ある日が増えているでしょう、だから安眠できる日が少なくなってきてるんだと思う。もちろん、年齢による睡眠障害もあるけどね。
　
　今日は、芦屋川にあった「ムートンドール」の話をしたい。実はこの店、一回も行ったこと無いまま潰れてしまった（実際には移転したんだけど）。僕が芦屋に住み着いた7年ほど前には、もうかなり古びていて、気軽に食べに行こうという感じでは無かった。開店は1991年、僕が20歳の時、ちょうど大学生の教養学部から医学部に移る頃だった。その頃まだ芦屋は元気な街で、お金持ちのイメージも強かった。イタメシが流行り始めた頃で、昔の大学生にはフレンチは少しお高いイメージだった。それから人生の中で10回以上、この店が検索に上がってきて、一回行ってみようかという選択肢には上るんだけど、いつも違う候補になって行かずじまいということを繰り返した。
　芦屋に住み着いてから、いつも開いているときは中を覗くんだけど、一回も中に入る勇気が出ないまま終わりを迎えた。でも行かない割には、その店のトレードマークにもなっていた大きなオリーブの木が大好きだったし、その木が伐採される日も、そこに居合わせて、業者の人に「切るんですか、勿体ないですね」と声をかけることもできた。
　なぜか店をたたんでからも、いままで壊されもせず、新しい店が入ることもない。隣の英会話教室の生徒募集の張り紙は出ているものの、そのビルが使われている気配は全くなく、そして今日、もしかしたら最後の瞬間かなと思ったので、写真を撮った。最後の年に咲いていた「ほうずき」系の植物が、今日の強風に吹かれてたなびいていた。
　　
　芦屋の街はここ数年でかなり変わってきた。「芦屋ブランド」が消滅してきて、単なる地方都市になってきた。その証拠に、今朝の日経新聞の「日本の賃金は30年間変わらない」という記事、そして上位1％の富裕層が40％以上の財産を持っているアメリカと比べて、日本は10％程度。先進7カ国では一番低い。これこそが「一億総平民化」している日本を表している。インターネットの発達も、一躍買っている気がするが、今後世界はどこに向かう？　だんだんと「みんな同じで、みんないい」になってきてますぜ。
今日の歌　夜の煙突　ｂｙ　森高千里　with Carnation 今日見てきた映画「最後の決闘裁判」ヒロインの「ジョディー・カマー」は、この時の森高を彷彿とさせるくらい美人♡　そして、アダム・ドライバーは相変わらずの男前だ。いま、ハリウッドスターで一番見る価値のある漢。
　
　最後に最近いただいた美味しい物　唐芋レアケーキの詰め合わせ　Nさんいつもありがとうございます。