鬼滅の刃
とうとうデビューしました!映画「鬼滅の刃 無限列車編」を見てきました。社会現象とさえ言えるほどの公開館と公開回数の多さで驚かれていますが、西北のTOHOシネマズ、日曜日の朝の回だけでも、9:00~ 9:10~ 9:20~ 9:40~ 9:50~の五部屋で公開です。事前予約を見てみますと、一番前の席以外はほとんど売り切れているので、稼働率90%くらいで廻っているのではないでしょうか。終わったあとに、出てくる観客の年齢層の低いこと。PG-12とつけられているのは、必ず親を連れて来いというキャンペーンのようにも感じました。3者面談みたいだ。
こんなにたくさんのお客を見るのは、いつ以来? 古いですけど、「南極物語」とか「E.T.」とかを思い出しました。見て無かったら、負けみたいな感覚。「グレムリン」とか「ゴーストバスターズ」もそんな感じだったか。アニメは今も「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などの映画もやっているけど、全く勢いが違う。「鬼滅の刃」は一作にして、知ってて当たり前のジャンルになる日も近い。(作者は女性なんだって。鋼の錬金術師もそうだけど、柔らかな男の子を描くには女性の方が適しているのかな)
ジャンプ漫画の王道。「正義、勇気、友情、努力」にうまい具合に「コスプレしやすい萌えキャラ」「妖怪系」「必殺技」「分かりやすい仇討ちストーリー」が加わって、非常に完成度の高い作品です。子供に受けるには、「分かりやすさ」「あまりマニアックでないほどほどさ」「ミステリー系」という要素が大事ですが、絵柄的にも青少年受けする作品だと思いました。大人からしたら、子供に見せても良い「健全さ」と自分が見たいレベルの「グロさ・激しさ」がちょうどバランスよく配分されているのに気付きました。このへんが女性の感覚なんだよね。
今回は主戦場が列車だったのもあり、映画「銀河鉄道999」が近いように思いますね。
時を同じく京都アニメーションの「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」も公開中です。あの忌まわしき事件の払拭をこめて、応援するつもりで見に行ってきたのですが、ちょっと苦言を。台本が出来た時点か、完成版を編集する過程で、まともなディレクターに見てもらってないのかな。足りないセリフや、いらない場面などが散在していて、冗長。B級という感じがしました。せっかく、いい題材といいアニメーションを手に入れたのですから、きっちりと仕事すれば、稀代の名作になったはずです。もったいないです。
本来、アニメのキャラ(主役級)が死ぬシーンでは、死ぬ意味をきちんんとこしらえて死なせることが必要です。その人は何故死ななければならなかったのか、またその死によって、何が変わったのかをきちんと描く必要があります。僕の好きな「初期ガンダム」や「北斗の拳」では、スターの死に一つ一つの意味がありました。今日の映画の「柱」の死に様は、偉大な作品に通じるものがありました。
秋の夕陽は壮大なものがあるよね。昨日、会合で甲子園駅に行ったら、「吉野家」がタイガース色になっていたのと、阪神電車高架沿いに六甲山に宵闇がかかっている写真が撮れました。僕が死ぬまでに見たい絵は、富士山に沈む夕日。富士山よりも東側でないと見えないので、関東だな。今日見つけた写真は、茨城県の霞ケ浦ごしに撮られた写真。霞ケ浦で鯉を釣りながら、この炎のような夕日が見れたらいいな。
炎 by LiSA(映画 鬼滅の刃主題歌)