あっという間に12月です、師走というだけあって、忙しいです。今日は久しぶりに執筆できそうなので、ブログ更新を楽しみにしてくれている皆さんに、ちょっと写真多めで報告します。
　
　もう、街は一気にクリスマス色に染まっていますね、朝から次男と出かけたのですが、梅田阪急のコンコースは毎年恒例の飾り付けが終わっていました。こんなに寒いのに、すくすくと実をつけている檸檬の樹。うちの医院にもあるのですが、お向かいさんが一つ見事な実をくれましたのでご紹介。
　　
　さて、出かけた先は、僕の母校の「大阪星光学院」でした。受験シーズンを前にして、学校見学会が開かれていたのです。来年5年生になる次男を連れて、リニューアルした星光学院へと足を運びました。驚いたのは、四天王寺前夕陽丘の改札から、出口付近までが、全く40年前と変わっていなかったことです。地下鉄って、完成された空間なのね。子供の時と全く変わってないもの見つけたら、逆に驚きますね。
　星光学院は、12年前に大がかりな工事が入って、とても美しくなっていました。なんと6階建てに変身していましたが、僕が愛して止まなかった食堂は、ほぼそのままの位置にありました。前にも書いたエピソードですが。
　昔は、衛生概念もいい加減でした。食堂のおばちゃんたちは、月曜日の昼に間に合うように朝からカレーを作るのですが（う●くにさん）、残っても、そのまま無くなるまで、日々提供し続けるものでした。夏場は、木曜くらいになると、だんだん酸っぱくなってきます。ちょっと我慢出来ない味になったとき、文句を言いに行くと、おばちゃんが指で味見をして、「お兄ちゃん、今日はもうあかんわ、やめとき」と言って、お金を返してくるという昭和なエピソードがありました💦　いまだったら、ヤバいよね。昔の人は強かったと思います。他にも黒門市場のラーメン屋で腐ったご飯を食べさせられたことがあり、今となっては笑えますが、強烈な思い出ですね。

　校歌を書いた碑があったので、それを口ずさみながら（僕の人生で二つ覚えている校歌は、星光とＰＬ学園です！）次男とあべのハルカス方面へと足を運びました。大人になって違うとこ：ブラタモリなどの影響もあって、台地と窪地の関係性を考えながら、昔の地形を考慮して歩けるようになっているので、この坂を下ると、昔は海だったのねとか、この路地は昔の街道なのねとか、想像しながら街歩きをできるようになりました。それにしても、「上町台地」は広い！　芦屋、神戸の狭い水平地に慣れた身には落ち着かなさを感じさせる。ここにリアル古代大坂があるんやで～。（詳しくは大阪アースダイバーを読め！）その端に昔の天王寺公園、いまは「てんしば」となってますが、いまの人は、ここが浮浪者のたまり場であったことは知らないんだろうなと思います。
　僕の人生で、道端で死んでる人を見たのは、ここの陸橋の上で、冬に凍っている浮浪者を見たのが初めてでした。中学生の時だと思いますが、かなりショッキングな出来事でした。これも、いまとなっては昭和なエピソードですね。
　日曜日なので、てんしばも人でいっぱい。動物園も予約入場制。ご飯を食べるところも、満員御礼。流れ流されて、一番奥の「韓国料理」を食べる羽目になりました。こういうところは、若い人でいっぱいやね。僕はおじさんなので、新世界に行ってみようと思い立ちました。
　　
　向かうは「通天閣」。人生で一回は登っておいてほしいので、次男には、ちょっと早いかなとは思いましたが、「リアルDEEP大阪」を体験させるのも１０歳くらいがちょうどいいやろうと思い立ち、行ってきました！
　率直な感想：いや、めちゃくちゃ良かったです。
　時代は変わっていて、若い人、若いカップル、小さい子供を連れた親子連れが、新世界にはうようよいるのです。僕が学生の頃の、じじいの町、終わった町というイメージは払しょくされて、安くて楽しい、危なくないフィリピンタウンみたいな感じの町になっているのでした。次男には、一番驚いたことが、「３０円の自販機」の存在でした。これな～、昔からあるけど、全部その年とか前の年の売れ残りやもんな～(笑)　けれど子供心に響いてました。
　　　
　それでは待たされること１０分、展望台へと向かいます！　いまは、４Ｆ、５Ｆの展望台のみでなく、その上の６Ｆに外に出れるベランダを設置してあり（追加料金３００円）突き出した部分からは、足元が透けて見えるという、インバウンドを喜ばせるような仕掛けになっています。いや、これのおかげで、しょうもない名所から、イケてる観光地になった気がします。
　　　
　上から見下ろす街並みは、わらけるラブホテルの宣伝もあり( ´艸｀)、ああ、ここが僕が青春時代を過ごした街なんやなと思い出さされました。
調子に乗った僕は、大声記録マシンにて、１０５㏈を叩き出してしまいました。（もっといけるけどね）定番のビリケンさん、ゆうこちゃん似のグリコのキャラクター、新今宮の派手なホーム
　　　
　こんど、「星野リゾート」が新今宮駅前に最高級ホテルを作ると息巻いてますが、やめとけやめとけ。ここはカジノを作るのが一番ですわ。夢洲にカジノを作るの、それもうやめとき。新しい場所を汚染するのは良くないと思います。そこそこ綺麗なカジノだったら、適任地やと思うけどね。
　今日の歌　sexial violet No.1 by 桑名正博 　新今宮は、こんな感じです。このビデオ最高やね。若い時の黒柳徹子と久米宏。　桑名正博氏は、僕が住んでいた向かいの家の住人でした。かつ、彼が亡くなった病院でも働いていたことがあります。前世、どこかでつながっているんでしょうね。