山と太陽と暦
いよいよ年末が押し迫ってきました。が、全くそんな感じがしないこの年の瀬です。一番の理由はぬくいから、ではないでしょうか。僕はマカオ旅行をきっかけに、気温と服装のことを真剣に考えて、だいたいこの気温だと、どんな服がいるかということが分かるようになってきました。最近でいうと10度を下回らないと、ダウンコートはいらないということです。なので、いまはセーターを着て、上に防寒性のあるアウターを着れば、最高気温10-15度の日は寒さから免れます。これだと、冬って感じがしないですよね。あと、2日でクリスマスなんですよ!おかしくないですか。それと、去年まで存在した天皇誕生日が今年はないのも、年末気分が盛り上がらない原因の一つでしょう。個人的には営業日が一日でも増えるのは歓迎ですけどね。
さて、今日のお写真、冬至に近い日の太陽の出方。
今津運河が光ってる。昔は、ここが海岸線だったんでしょうが、古代人も見た朝日の神々しさが撮れているでしょ。古代エジプト人も、ストーンヘンジを作った人々も、どこに太陽があるから、今の季節はなに、ということを知っていたんだね。僕の家からは、日の出直後に、今津運河が光ったから、冬至の頃ということが分かるというわけ。
次は、こないだ梅田に行って来た時に撮ったグランフロントから沈む夕陽を見る写真。(いまは高層ビルに隠れてほとんど見えないけど)
これも夕日の沈む位置が、六甲山の端からどのくらいということで、定規みたいに使える。偉大なり六甲山。昔の大阪に住んでいた古代人のカレンダーですね。生駒山もしかり。西も東も、山があるから暦が分かるんだよね。
そうでなかったら、いまの気温だったら、いつまでも秋ということになってしまいますね。気温だけを頼りにしていたら、正月はこない!地球温暖化のことが言われてから20年はたっていると思いますが、その影響が実感できるほど感じられるのは、この2、3年ですよね。
今日は最後に嫌味言うぞ。老化もそうですが、一気にガタンときたあと、少しは戻りますが、もう元には戻らない。日本はこのまま暑くなっていくんですよね。来年のオリンピック。決めた時は、春だったからか、夏の暑さが想像できずに8月でいいや、みたいになったでしょう。少し寒くなって落ち着いて考えたら、せめて10月くらいにしたら良かったですね。競技者だけでなく、観客からも死人が出ると思われます。神様が可哀想だなと思ってくれたら、うまいこと冷夏になるかもしれないですけどね。(‘Д’)
今日の曲は、ちょっとだけ嫌味なクリスマス。千年紀末に降る雪は