眼瞼けいれん
この病気は、片側顔面痙攣と両側の眼瞼痙攣とが入り混じった概念になっています。疲れた時におこる、まぶたのピクピクとした痙攣は眼瞼ミオキミアといって、単なる眼輪筋の痙攣で、病気ではありません。
片側顔面痙攣は、顔面神経の根部が小脳動脈に圧迫されて起こることがあります。眼瞼痙攣は、通常両側性です。抗不安薬の内服などがきっかけになって起こることがあります。
症状としては、顔面神経や脳から眼輪筋に間違った指令が入って瞼が開かないようになるので、その眼輪筋を麻痺させてやるために、ボツリヌス毒素を注射することが多いです。(BOTOX;ボトックス 最初は眉間の皺治療に適応され、順次適応疾患が広がっています)