オルソケラトロジー

当院では、メニコン（アルファコーポレーション）のオルソケラトロジーレンズを取扱っております。夜寝ている間に装用して、朝起きたら近視が治っているという夢のようなレンズです。

オルソケラトロジーの特徴

見た目は単なるハードコンタクトレンズですが、内面のカーブが特殊な形状をしているために、夜寝ている間に角膜を押さえて近視を矯正することができます。

スポーツは眼鏡なしでしたい、週末は眼鏡なしでいたい、レーシックは怖いから嫌だ、など思われている方に朗報です。装用を中止するともとの角膜形状に戻ります。

全ての眼にあったシステムではないのですが、使っていて嬉しくなるハードコンタクトレンズです。近視は－５Ｄまで、乱視は－１Ｄまでであれば、かなり満足度は高くなります。

（１）適応検査&トライアル装用

オルソケラトロジーレンズの装用に適しているか、近視の度合いや眼の健康状態を調べる「適応検査」を受ける必要があります。適応検査で問題なければ、院内のトライアルレンズを装用していただきます。

適応検査&トライアル費用	5,500円

（２）レンズ発注

レンズ費用	片眼60,500円、両眼121,000円 ※3ヶ月以内の検査代含む

3～5日後

7～10日後

7～14日後

（５）安定化の確認

ここまでの検査で視力が安定していれば、装用を継続。微調整が必要であれば、経過を見ながら行います。
（3ヶ月以内ならば1回のみ無料交換可能）

※3ヶ月以内に装用中止になる場合、レンズ代金を半額返金します。

（６）定期検査

3ヶ月目以降は、3ヶ月に1回定期検査を受けてください。それより短期間の検査が必要な場合は無料で行います。

定期検査費用	4,400円/1回（3ヶ月目以降）角膜治療用点眼1本付

オルソケラトロジーレンズは、眼に直接のせて使用するものです。取扱い方法を誤ると重い眼障害につながることもあります。発生率は低いですが、角膜感染症という最大のリスクがあります。また、適切に使用しないと目的とする裸眼視力の矯正が出来ません。安全に装用するために、取扱説明書をよく読み、眼科医の指示に必ず従ってください。
健康的な眼の状態を維持するために、定期検診を必ず受けてください。
眼の健康状態の変化により、眼科医が装用中止を指示する場合があります。また、眼科医が必要と判断した場合は、眼科的治療を受けてください。
レンズ検査で継続して使用不能と判断された場合は、眼科医の指示に従ってレンズを買替えてください。

オルソケラトロジーの効果発現の原理は、角膜頂点を平らにすることです。特殊な形状のハードコンタクトレンズであるため、装用した時に痛く感じることがあります。通常数日で慣れますが、まれに難しいとおっしゃる方もおられます。

角膜についたわずかな傷から角膜感染症を起こす可能性があります。頻度は通常のSCL、HCLと変わりませんが清潔にお取り扱いをしていただく必要があります。